新卒のあとはデザイン会社で3年間制作会社の仕事をしていました。
企業や会社、お店からデザインの依頼をいただいてからデザインの仕事をしていました。現在はインハウスデザイナーとして9年目になります。
金融の企業や、IT、化粧品メーカーなど数々の企業でインハウスデザイナーとして働いてきたので、インハウスデザイナーのメリットについて今回は詳しく解説し、まとめました。
- インハウスデザイナーになりたいと思っている人
- 現在インハウスデザイナーではなく制作会社で働いているデザイナーの人
- デザイナーで転職を考えている人
- デザイナーだけどライフワークバランスも重視したい人
![デザインの仕事はメリットだらけで将来性も高い?](https://www.revrev.work/wp-content/uploads/2021/02/catch4-1-320x180.jpg)
インハウスデザイナーとは
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インハウスデザイナーとは企業内デザイナー、社内デザイナーという言い方もあります。
企業がデザインの業務を外注せずに社内で作成する場合、インハウスデザイナーを社内に置きます。
しかし、インハウスデザイナーがデザインを外注することもあるので一概にすべてのデザインを1から10までインハウスデザイナーがしているわけではありません。
参考資料:インハウスデザイナーとは?社内デザイナーの悩みとメリット
インハウスデザイナーになってよかったこと・メリット
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デザイナーになったあと3年後にインハウスデザイナーになって9年目になる私から言うと「インハウスデザイナーは勤務形態も良いし、環境も良いしライフワークバランスも保てて給料も高くて良い」という一言につきます。
もう二度と自分は制作会社、デザイン事務所に戻る気はありません。
メリット1. 理想のライフワークバランスがコントロールできる
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制作会社と最大の違いは、ライフワークバランスが保てるところです。
社内、企業内に居るので関係が築き上がっていることがあるので、我々デザイナーのリソースも理解されていることも多いし、理解してもらえることが多いです。
なので簡単に言うと10しかないキャパに20の業務を詰め込むようなことがありません。
毎月10時間程度、多少の残業はありますが9年間残業時間が月30時間を越えたことがありません。(※ワークライフバランスと呼ばれることもありますが、私はライフが1番大事なのでライフワークバランスと呼んでいます。)
参考資料:ワークライフバランスの取り組み方とは?個人・企業での実践方法を紹介
メリット2. デザインの仕事を重要視してくれる
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デザイナーをやってて感じる「簡単な仕事なんだろう?」と思われている感。
なんとなくかっこいいものをちゃちゃっとソフトで作っているんじゃないか?とデザイナーをやっててよく思われることがあります。
実際にはデザインといってもどういう効果があるか、どういう作りにすれば人に伝わるか、操作しやすいか、見やすいか。という人の行動や心理を読んで、美しいものを作るのがデザインの仕事です。
それがインハウスデザイナーである場合、社内の人間がデザインの仕事を理解してくれていることが多いのでデザインの重要さを理解してくれていることが多いです。
デザインはしっかりと時間、コストをかけるべきだ。そう思っているのと思っていないのとでは全然働く上でモチベーションが違います。
メリット3. デザイン以外の知識やスキルが身に付く
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インハウスデザイナーであれば社内の営業担当やサービス企画や商品企画、経営陣と関わりながら仕事をすることが多いです。
なので、制作会社と違ってかなり上段の経営戦略や業務目標にがっつり入って仕事ができます。
具体的に私が経験したのはマーケテターと一緒にSEO含めマーケティングの知識をもらいながら仕事をすること。
また、商品企画、サービス企画と3年間の商品企画プランを考えどういう商品、サービスを作ってどう伝えていくか。ということです。
制作会社よりも一層企業の成長に携われるのでやりがいも大きいし、実際に自分の意見や行動で企業成長すればがっつり昇給、昇進もあります。
インハウスデザイナーのデメリット
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私は制作会社のデザイナーとインハウスデザイナー、2つの経験があるのでデメリットも理解した上でインハウスデザイナーを続けています。
インハウスデザイナーのデメリットは大きく2つあります。
デメリット1. デザインの幅が広がらないことがある
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インハウスデザイナーとして働けばその企業の色やルールに沿ったデザインを作ることになります。
よっぽど様々なプロジェクトに入らない限りはだいたい同じテイストのデザインをすることになるので決まったようなデザインを突き詰めていくようになります。
(経験上、厳密に言うと同じようなデザインを続けることはまずないんですがその企業のカラーの中でしかデザインできないというデメリットはあります)
デメリット2. 色々なデザインができない
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制作会社ではよくも悪くも大量に様々な種類のデザイン案件があります。
私も制作会社時代は葬儀会社の印刷物やWEBデザインをしながら某イタリアンチェーンの新商品のメニューを作ったりしていました。
インハウスデザイナーの場合は基本的に自分の会社のデザインをすることになるので、あれもこれも色々な業種の仕事をすることはまずありません。
しかし、その場合転職しちゃえばいいと私は思っています。実際に私は現在インハウスデザイナーとしては3社目です。
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インハウスデザイナーに向いている人とは?
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インハウスデザイナーに向いている人は、制作会社のデザイナーに向いている人とどこが違うのでしょうか?
インハウスデザイナー9年目で現役インハウスデザイナーの私が思う3つのポイントで詳しく解説します。
作ったら終わりでなくデザインで更に成長させたい
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制作会社ではその依頼されたものを作って終わり。ということなので基本的にそのデザインがどういう効果で、どういう働きがあってどういうユーザーに届いてどういう行動になったか。などは詳しく追うことはありません。
自分の作ったデザインで好きなサービス、好きな商品をPDCAを回しながらもっと改良し続けたい、成長させたいという人はインハウスデザイナーに向いています。
ライフ・ワーク・バランスを大事にしたい人
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私は仕事が好きですが、私生活も同じく重要です。残業が続く仕事はしたくないし、する気はありません。
どうしても残業が続くときはすぐに対策を考えます。
また、ご家族を持っている方や、恋人を持つ人はその人との時間も無限ではありません。
限りある人生の時間は私生活にもしっかり充てるべきです。自分の趣味に使う時間もしっかり大事にしたい人はインハウスデザイナーが向いていると思います。
デザインの業務に限らず色々してみたい人
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インハウスデザイナーの場合、かなり密にマーケターや経営陣、企画、様々なプロジェクトに関わることができます。なので、たくさんのスキルが身につくので元々はグラフィックデザイナーだった人がプロダクトオーナーとしてサービス企画をしたり、商品企画として転身することもあります。
デザインの業務の枠を越えてより自由に選択肢を得られるので、色々なことをしてみたい人はインハウスデザイナーに向いていると思います。
インハウスデザイナーに向いていない人
さて、インハウスデザイナーに向いている人の紹介は終わったので、最後にインハウスデザイナーに向いていない人はどういう人なのか詳しく解説していこうと思います。
色々なクリエイティブをしたい
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色々な業界の仕事をたくさんやりたい!突き詰めたい!という人はインハウスデザイナーに向いていません。
あの業界のデザインもしたいし、この業界のデザインもしたい。毎日違う会社の仕事をしたい。というような場合はインハウスデザイナーには向いていないかもしれません。
自分から行動できないようなタイプの人
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インハウスデザイナーの場合、受動的な仕事というより自分がこういうものがあったらいいんじゃないか。ここはこういうデザインのほうがいいんじゃないか、という「気付き」を元に自らが仕事を作っていくスタイルも多いです。
言われた仕事をしていたい。というタイプの人はインハウスデザイナーには向いていないと思います。
インハウスデザイナーの私なりのまとめ
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インハウスデザイナーについて1つの記事で経験を元にメリット・デメリットを始めインハウスデザイナーに向いている人、向いていない人までご紹介しました。
現在インハウスデザイナーになろうか悩んでいる人には役立つ情報だったんではないでしょうか?
それでは最後にこの記事のまとめです。
- インハウスデザイナーはライフ・ワーク・バランスがコントロールしやすい
- インハウスデザイナーでは社内の人がデザインの仕事を重要視してくれやすい
- デザイン以外の知識やスキルが身に付く
- インハウスデザイナーはデザイナーという枠から更にスキルアップしやすい
- 受け身な人、言われた仕事だけしたいDTPオペレーターてきな人はインハウスデザイナーに向いていない
- 家族との時間や、趣味の時間を大事にしたい人はインハウスデザイナーに向いている