こんにちは!現役のWebデザイナーのずぼらなオッターです。今回は新卒や実務経験がないWebデザイナーの方から質問を頂きました。
「実務経験が3年以上と書かれた求人が多く、どうしたらWebデザイナーとして就職しやすくなりますか?」という質問に答えつつどうすれば新卒や実務経験がない未経験デザイナーでも就職しやすくなるのかについてまとめました。
僕も相当苦労した経験がありますが、実務経験3年以上と書かれた求人が多く、新卒や実務未経験のWebデザイナーの卵の方々は困っている方も少なくないんではないでしょうか。
そんな今就職に困っているWebデザイナーの方に向けてまとめました。ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです。
またこの求人も実務経験が必要!って書いてるよー!新卒のWebデザイナーの卵の僕には就職できる気がしないよ…
確かに、僕も実際に就職するときはかなり苦労したよ。実務経験がある、ないでは求人の量は雲泥の差があるからね。今回はそんなにゃん助くんにも役立つ記事を書いたよ!
- 現在デザイン系の学校に在学中の人(専門学校・大学など)
- Webデザイナーの就職を考えている人
- ジョブチェンジでWebデザイナーになろうと思っている人
- Webデザイナーとしての実務経験がない人

新卒のWebデザイナー就職はなぜ難しい?

Webデザイナーになりたいと思って大学や専門学校に入学しても、最初に大きな壁にぶち当たることになります。それが新卒、未経験のWebデザイナーの採用がとても少ないという点です。
なぜかというと現在はご存知の通り景気がよくありません。そのためデザイン会社や企業では教育する余裕がなく、新卒を育成するリソースを使うくらいなら中途ですぐに即戦力になってくれる人を求めているからです。
新卒のWebデザイナーを実際に僕は教育した経験がありますが、どんなに学校で成績が良くてデザインセンスがあっても実務となれば最低1年はほとんど何もできない状態といっても過言では有りません。
ビジネス基礎知識や、デザインをするだけじゃなく提案や工程管理やスケジュール管理など、実際の仕事ではデザイナーはデザインをしていれば良いということではありません。
なので、会社の多くは新卒デザイナーよりもすぐに即戦力となるWebデザイナーを優先して求人募集しているのです。
- 実務経験3年以上という求人が多すぎる
- Webデザイナーの未経験募集が少なすぎる
- デザイン会社は特に新卒採用が少ない
- Webデザイナーの求人はほとんど首都圏に集中している
(参考:脱・失敗】新卒・第二新卒でデザイナーは難しいのか?|デザイナーが語る就職活動から脱出する方法)
新卒当時、僕はまだ大阪に住んでいたんですが大阪のグラフィックデザイナーやWebデザイナーの求人の少なさは顕著です。ほぼ東京に良い仕事は集まっている、集中していると言っても過言ではないでしょう。
未経験・新卒のWebデザイナーが就職活動前にやっておくべきこと

新卒就職や実務経験未経験のWebデザイナーの就職活動前にやっておくと就職に有利になることをご紹介します。ここでお伝えすることを準備しておくことでライバルに差をつけることもできるし、就職がかなりスムーズに進められるでしょう。
- 今在学中ならWebデザイナーのバイトをする
- クラウドワークスやココナラなどでデザイン案件に挑戦する
- とにかくポートフォリオに入れる作品を増やす
- 可能なら知人などからデザインの依頼をもらう
上記4点共通するポイントは実務、実際の仕事をするときのイメージがしやすい作品を増やしておくという点です。そうすることで、新卒だけどこのWebデザイナーはすぐに実務に入って仕事ができそう。と思われます。
実際に社会人としてWebデザイナーの経験がなくても「アルバイトでのWebデザイナーとしての実務経験」「クラウドワークスやココナラ」でのデザイン案件の経験があれば就職できる確率は驚くほど高くなります。
とにかく実績に厚みを出すことがポイントとなります。
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就職活動前にやっておくべきこと① Webデザイナーのバイトをする

少しハードルが高いですが、Webデザイナーとしてデザイン会社などでアルバイトをして実務経験を作っておくという方法です。これは実際に僕が経験したことです。
周りの同期は未経験で書類選考が落ちるという中、僕は比較的実務経験が必要な会社でも書類選考に通ることがありました。そこで面接官の人になぜ実務経験がないのに書類選考に通ったんでしょうか?と聞いたことがあります。
そこで言われたのが「アルバイト経験があるなら実務経験があることに近い」ということでした。
実際に現在は面接官として新卒、未経験のWebデザイナーの面接や書類選考をすることがありますが、アルバイトなどの経験があるWebデザイナーの方は正直かなり有利だと感じます。
就職活動前にやっておくべきこと② Web上のデザイン案件に挑戦する

僕の学生時代とは違って現在はココナラ、クラウドワークスはじめ様々な場所でWebデザインの案件を依頼したいと思っている人が多く居ます。SNSやオンラインサロンを通じてデザイナーを募集することも少なく有りません。
そのため、独学でWebデザインを勉強する方もWebデザインの専門学校に在籍している方もぜひネット上にあふれるWebデザインの案件にチャレンジしてみてほしいのです。
なぜなら、実際に依頼主(クライアント)からの仕事を経験してみると自分の好きなようにデザインができないところや納品までのプロセスを一通り経験できるためです。その結果、得られたデザイン経験は実績としてポートフォリオにも入れることができます。
しかも、報酬ももらえるので学生や独学でWebデザイナーを目指す人にとってはかなりおいしい手段と言えます。
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就職活動前にやっておくべきこと③ ポートフォリオに入れる作品を増やす

新卒、実務経験が未経験Webデザイナーはとにかくポートフォリオの質に厚みをだしましょう。書類選考時にとくに注目されるのがポートフォリオ(作品集)です。
Webデザイナーが面接に進めるかどうかはポートフォリオが鍵を握っています。絶対に手を抜かず全力を尽くして仕上げましょう。Webデザイナーの場合はWeb上で見れる状態にしておくのがベストです。
できるなら簡単でも良いので自分の作品が見ることができるWebサイトを作って持っておくことが良いです。ここで手を抜いてしまうと就職にかなり不利になるのでポートフォリオは全力で良いものを作りましょう。
就職活動前にやっておくべきこと④ 知人・友人からデザインの依頼をもらう

可能であれば友人や知人からWebデザインの依頼をもらってみると良いでしょう。それが実際に報酬が発生するしないに関係なく、Webデザイナーであることを普段からアピールしておいて「それなら僕がWebデザイナーだから任せてよ」と営業しておきましょう。
そうすることで実績としてポートフォリオに入れることができるWebデザインも増えるし、たいがいの場合報酬をもらうことができます。交流を広げておくことはWebデザイナーとして必ず将来役立つので普段から自分はWebデザイナーをやっているから困ったら何でも相談していいよ。とアピールしておきましょう。
面接官から見た採用したいWebデザイナーはこんな人!

現在では僕は面接をする側として書類選考をする立場でもあります。そんな僕や一緒に書類選考から面接までを行う面接、人事担当者にどういうWebデザイナーが魅力的か、採用したいと思うWebデザイナーはどんな人かというのを聞いてみました。
- 実際に仕事で役立ちそうな作品が多いポートフォリオを持っている人
- 学校や独学の経験以外で実際に実務経験がある
- Webデザインのアルバイト経験がある
- 自分が作りたいものではなく、このデザインは使う人(ユーザー)、使ってほしい人にこういう意味で作ったという説明ができる作品がある人
実務経験がない新卒のWebデザイナーに実務経験がないのは当たり前だと思っているんですが、インターンやアルバイトでデザインに携わっているWebデザイナーは書類選考も通りやすい傾向にあります。積極性やWebデザインに対する意欲も感じられるからです。
とはいえ、アルバイトやインターンができなかった人でも、例えば自分が好きな商品、ウェブサイト、お店、会社、企業、サービスを自分だったらこうデザインするなあと想定してデザインした作品を作っていると良いでしょう。
例えば自分が好きなカフェのWebサイトを自分なりにアピールできるWebデザインを作ってみるとか、好きな商品のWebサイトを作ってみるとか。そういう作品はポートフォリオにあるとかなり就職に有利になります。
ポートフォリオの作り方がわからない…という人はポートフォリオについての書籍やWebサイトを見て回ると良いでしょう。僕が実際にポートフォリオを作るときに参考になる本は【デザイン・クリエイティブ業界を目指す人のためのポートフォリオ見本帳】いう書籍です。かなりバリエーションも見本がたくさんあるのでおすすめです。
まとめ

Webデザイナーになりたいと思って学ぶのは独学でも、専門学校でも簡単に学べるんですが実際にWebデザイナーとして就職するのは別です。デザイナーの就職は結構難しく競争率も高いです。
しかし、一度実務経験を積んでいけば中途採用はたくさんあるので困らないようになるでしょう。
ただやっぱりWebデザイナーの新卒、未経験就職は難しいのが現実です。現代では転職が一般的になりつつあるので中途のWebデザイナーを募集すればすぐに即戦力になる人を採用できるからでしょう。
しかし、新卒、未経験のWebデザイナーでもいかに即戦力として戦力になるか、というのが一番大事なポイントですね。30年以上続く不景気だからこそ、自分が入ることでいい影響を与えられるということをアピールすることを忘れないようにしましょう。
就職活動する前に一度「もし自分が会社をもっていたらこういうWebデザイナーがほしいだろうな。」と逆の立場で考えてみると面接でどういうWebデザイナーが採用しやすいのか見えてくるんではないでしょうか。
- Webデザインの学校に在学中ならWebデザイナーのアルバイトはおすすめ
- 未経験Webデザイナーは就職が大変、苦労する
- Webデザイナーの求人は首都圏に集まっている
- 実務経験がないならポートフォリオには実績に近い作品を入れる
- クラウドワークスやココナラをうまく活用する
- 即戦力になるデザイナーとはなにか、を意識しよう
- アルバイトやインターンを経験したならそこで得た実績を絶対にポートフォリオに入れる