どうもこんにちは!デザイナー歴は12年目のオッターです。
転職は今では比較的一般なもの、ポジティブなものとして世の中が変わりつつあります。ちなみに僕は今まで5社転職をしてきました。
僕自身はデザイナーの転職は絶対良いものだと自信をもって私が断言しています。
今回はより多くのデザイナーの方に詳しくお伝えできたらと思って体験を元に書きました。
- 現在グラフィックデザイナー、ウェブデザイナーの人
- 転職を考えている人
- 年収が上がらないと悩んでいる人
- もっと給料を上げたい人

デザイナーはとにかく給料が上がらなかった

とにかく新卒で入社した会社では給料が全然上がりませんでした。しかもボーナスもないです。
しかも案件を数多くこなさないと利益が全然増えない地獄のような経営スタイルでした。
当時グラフィックデザイナーだったのですが、12年前からグラフィックデザイナーの仕事は減っていくのを肌で感じていました。
当時の僕の年収は250万くらい。しかも残業時間は毎日3時間〜4時間ほど、もちろんタイムカードはなくて残業は計上されていませんでした。
今思えばまあまあなブラック企業でした…
グラフィックデザイナーになったことすら後悔した

当時はグラフィックデザイナーなんかになるんじゃなかった。と後悔しました。
先輩や周りのデザイナーの友達に相談しても「デザイナーは残業がつきもの」と言われてしまう毎日。
不思議なことにスキルが上がって案件が増えても、残業時間を費やして良い制作物を作っても給料は毎年数千円上がれば良い。というような悪い待遇条件。
僕の心の中で「このペースだといつになったら贅沢ができるのか…グラフィックデザイナーは失敗だな。」そう思うようになってしまいました。
デザイナーで転職して5社目だけど後悔したことない

私は現在の会社で5社目となりますが、一度もネックになったこともないし、後悔したこともないです。
計画的に転職活動をするだけで毎回年収増やすことができてる上に残業が推奨されない会社しか転職しないのでライフワークバランスも整えることができます。
それでは実際に僕の転職履歴を見てみましょう!
- 印刷会社の中にあるデザイン制作会社
- 金融系IT
- 人材派遣
- 外資系コスメ
- 生活系IT
特に僕の人生の転機となったのは2社目の金融系IT企業に転職したことです。
というのも過去に制作会社でクライアントからの依頼されたデザインを納品したら終わり。という働き方に少し疑問を感じていました。
自分の作ったデザインがその後どういう効果があって、どういう利益を生んだのかまで知りたかったし、成長させたいと思っていたからです。
そういう点で2社目の金融系IT企業はデザインの仕事はまだ外注していてこれから、企業として大きくするためにインハウスのデザイナーを雇ってデザイングループを作りたいという意向がありました。
また、この会社ではWEBデザインもやってほしいということだったのでほぼ未経験だった私はこれはチャンス!そう思いました。
絶対このあと時代はWEBに変わっていく…そう思ったからです。(当時2010年前後ですね)
学生だった当時は、WEBデザインの専攻はほとんど居なかったのに、5年ほどで世界は逆転したよ!
デザイナーの年収アップはナナメ転職がおすすめ

デザイナーの年収アップは転職が1番手っ取り早いです。
デザイナーに限らず転職してると年収がぐっと上がるため転職を繰り返している人のほうが将来的に年収が高く出世している人も多い傾向にあります。
また転職も自分がもっているスキルを活かしながらナナメに転職するのが一番ポイントです。
- 今持っているスキル×業種の業種をずらす
- 業種はずらさずスキルをずらす
- 両方は斜めにずらさない
例えばグラフィックデザイナーでいながら、WEBデザイナーの領域に業種を少しずらす。そうすることでWEBデザインのスキルも習得できます。
具体的に言うと募集要項のところでグラフィックデザイナー募集!さらにウェブデザインもできる人は大歓迎みたいな求人です。
こうすることで次に転職するときは元グラフィックデザイナー現WEBデザイナーへとスキルアップしてさらに価値ある人間になれます。
ウェブデザインができるようになったら、おすすめは同じ業種で別のエリア(アプリ・UIなど)にチャレンジできる会社へ転職することが良いです。
なぜなら、こうすることでスキルアップしながら自分の市場価値も高められて、給料もどんどん自然と上がっていくのです。
スキルが1つしかない。というのは逆に言うとスキルをつけるチャンスがある!ということだよ!物怖じせずにチャレンジできる業界に入ろう!
やっぱり大変?デザイナーの転職

結論から言うとデザイナーの転職は楽ではないです。
なぜならポートフォリオを準備したり職務経歴書や履歴書の準備など少し手間もあるからです。
しかし、転職しないで同じ会社で同じような仕事を続けて40歳、50歳を迎えた時にやっぱりあの時転職しておけばよかった。と思ってもその年齢で同じ会社での経験しかない場合、相当転職は難しくなっているでしょう。
だから転職は楽ではないけど、転職する価値は大きいということです。
長い目で見れば少し一時的に書類の準備が少し手間になるけれど、人生が豊かになるなら選ばない手はないでしょう。
転職はネガティブなことじゃない

今の日本では徐々にアメリカのように転職はマイナスな印象を与えるものではなくなってきています。
転職回数が多い僕が思うに、転職の理由が会社が原因。というものでない限りはプラスな印象を与えられるのでなんの問題もありません。
面接などで転職理由を聞かれた際、下記のような回答は控えましょう。
- 会社と仲が悪くてやめた
- なんとなくやめた
- 人間関係が原因でやめた
たとえそれが本心だったとしても転職の際は言い換えましょう。
将来もっとしたいこと、別の夢を追いかけていること、なるべくポジティブで前向きな印象になる言葉を選んでおきましょう。
こういう会社はやめたほうが良い!おさえておきたいポイント

私は直近の転職で30社以上面接してきたので、その中でこういう会社はブラックだし、転職しないほうがいいよっていう会社の特徴をまとめました。
- 会社の中を案内してくれない
- 備品が乱雑としている、椅子がきちんと整理されていない
- 平均残業時間を聞いて、しょうがないものというような答え方をする会社
- デザインを大事にしていない会社
- リモートワークを考えていない会社
- 印刷会社
会社の中を見せて案内してくれる会社はホワイト企業の可能性が高いです。
ブラックであればあるほど会社の中は見せてくれません。
あとは、面接の際にすれ違う社員さん同士の会話や目線などもチェックしましょう。
デザイナー目線だと、その会社の社長や社員がデザインを大切に思っていない会社は避けましょう。昇給も見込めないし、雑に扱われてしまいますので注意です。
印刷会社や不動産業界、飲食業界は経験上ブラック率が高いのでかなり要注意!
この記事のまとめ

僕の周りにも毎日残業をしているのに、毎日お金に困っている人が大勢います。
僕はいい生活を手に入れるために何度も転職を繰り返し、今では新卒の頃に比べ2.5倍以上に年収を増やすこともできました。
それだけ給料をいただくということは、それだけ自分の市場価値も上がっているということです。
しかし、僕が何かクリエイターとしてずば抜けてセンスがあるか?と言われると正直全然ありません。
そんな僕が年収アップし、市場価値が高い理由はデザインという領域を越えて色々なスキルを身に着けてきているからです。要はなんでもできる人っていう人材になったからでしょう。
デザイナーは転職することでスキルアップ、年収アップが大きく期待できるのでぜひみなさんも転職を視野に入れてみては?
- 転職は悪いものじゃない、良くするもの
- 転職で年収アップ、スキルアップが一番近道
- ただ会社選びは慎重に。チェックポイントを忘れずに
- 転職のポイントはナナメ転職
- デザイナーはスキルを増やすことが市場価値を高める