こんにちは!現役のWebデザイナーのずぼらなオッター(@Otter_zubora)です。
インハウスデザイナー歴9年目になって8年間やってて制作会社の頃と違うなあと思うことがあります。
そこで今回はインハウスデザイナーを8年やってて感じたことをまとめました。
インハウスデザイナーと制作会社は結構違うって言うもんね
僕は両方経験したけど、同じデザイナーだけどかなり違うことも多いね!

インハウスデザイナーとは

インハウスデザイナーとは、制作会社やデザイン事務所のようなところではなく、事業者内でデザインを担当するデザイナーのことを言います。
一般的には制作を手がけることは少ないのがインハウスデザイナーとも言われています。
インハウスデザイナーと制作会社のデザイナーの違い

制作会社(受託会社)、デザイン事務所のデザイナーは、「外部の企業から依頼された制作物」を担当します。
一方、インハウスデザイナーでは自社ブランド、自社サービスのデザインを担当します。
事業内のデザイン業務をアウトソースせず、自社内で行なうことを意味する「インハウス(in-house)」の言葉を用いた「インハウスデザイナー」と呼ばれているのです。
そのほかにも社内デザイナーや企業内デザイナーと呼ばれていたこともあります。
最近ではインハウスデザイナーと呼ぶほうが多くなっています。
インハウスデザイナーの給料

インハウスデザイナーと制作会社(受託会社)・デザイン事務所のデザイナーでは給料にも違いはあるのか?とよく質問されます。
結論から言うと僕はインハウスデザイナーのほうが経験上給料が高かったことのほうが多いです。
インハウスデザイナーの場合は企業規模や、景気、業種によって大きく異なります。
一概にインハウスデザイナーのほうが高い!とは言い難いですが、安定して高水準だったのはインハウスデザイナーです。
制作会社のような受託系デザイナーのときは自分の持ってる案件によって評価が上下していたので、それに比べると高水準でもらえているように感じます。
これはもちろん高水準、高待遇の給料ということは責任を負う部分もかなり多くなるので給料だけで判断するのは注意してください。
インハウスデザイナーの将来性

企業が事業のデザイン制作物をアウトソーシングして制作会社や外部デザイナーに依頼するとコストはそれなりにかかってしまいます。
一方でインハウスデザイナーが社内にいればそのあたりのコストは一定のコストで抑えることができます。
また、インハウスデザイナーは事業の方向性やどういうデザインが必要かという部分を理解しているのでスムーズにデザイン制作物が仕上がるというメリットもあります。
そのため、年々インハウスデザイナーのほうが効率が良いということで需要が高まっています。
これからもますます需要が高くなることからインハウスデザイナーの将来性は高いように感じます。
インハウスデザイナーを8年やってて感じること

インハウスデザイナーを8年間やっていると色々感じることがあります。
これからインハウスデザイナーに就職・転職しようと考えているWebデザイナーやグラフィックデザイナー、ディレクターの方は一度理解した上で就職・転職することをおすすめします。
デザインのマンネリ化が多いインハウスデザイナー

インハウスデザイナーは基本的に同じ事業のデザインを続けることになるのでデザインのテイストやデザインがマンネリ化してしまいます。
なので、なんとなく全力でデザインする機会が少ないです。だから、これくらいのデザインで良いかくらいのマンネリが続きます。
だんだんデザインのモチベーションも下がってしまいがちです。
インハウスデザイナーになるとだんだん同じテイストのデザインばかりで飽きてしまうのはインハウスデザイナーあるあるだと思ってます。
インハウスデザイナーのデザインスキルは停滞しやすい

経験上、インハウスデザイナーになるとデザインスキルは一定レベルまでしか上がりません。
そもそもインハウスデザイナーはデザイン量が少ないため制作会社のデザイナーに比べてデザインスキルが頭打ちになるのは早いです。
インハウスデザイナーの就職先によってはデザイナーが1人だけだったり少数であることも多いので、ほかの人のデザインにふれることも少ないです。
しかも、デザインを高め合うこともできないのでどんどんデザインスキルは狭まってしまいます。
インハウスデザイナーは同じ会社に3年以上居るのは危ない

インハウスデザイナーで3年以上居ることは僕はおすすめしていません。
なぜならデザインスキルも上がらないし、将来を考えると色々な経験を積んでる方が良いからです。
この先何十年も今ある会社が存命する可能性は低いので、今のうちに色々なデザインの経験を積んでるほうが将来困らないです。
デザインスキルを上げていくためにも3年毎に転職するのが僕のおすすめです。

制作会社へ戻れなくなる危険性がある

インハウスデザイナーになると制作会社で採用される可能性はかなり下がります。
なぜならデザインの制作数が少ないことと、制作会社のデザイナーに比べてデザインスキルが低いことが理由です。
インハウスデザイナーだけの経験だと制作会社へ転職することはかなり難しくなるので気をつけておいてほしいです。
僕のおすすめは制作会社5年以上経験してからインハウスデザイナーにチャレンジしてみるという感じです。
どちらも経験しておけば選択肢が増えるので将来選択肢がなくて困るということにはなりにくいので、リスクを回避できます。
デザインが事務作業的になってくる

インハウスデザイナーをやっていると制作会社時代とは違ってだいたいこんなデザインだといいだろう。
みたいなのがわかってくるとデザインが事務作業的になってくるんですよね。
流れ作業的にデザインする機会がすごく多くなってくるのでデザイナーなのにデザインをしているっていうよりも事務的作業をしている感覚になってきます。
インハウスデザイナーを8年やってて感じること まとめ

ここまで、インハウスデザイナーを8年やってて感じることをお話ししました。
もし、インハウスデザイナーの方が居ればコメントでみなさんの意見もご聞かせいただきたいです!
- インハウスデザイナーはマンネリ化しやすい
- インハウスデザイナーのデザインスキルは停滞しがち
- 同じ会社にずっと居るとデザインに飽きる
- デザインが作業的になってくる
- インハウスデザイナーは3年毎に転職がおすすめ
- インハウスデザイナーから制作会社には転職しづらい
- デザインが事務作業的になってしまう
最後に最近気になる雑記系ブログをご紹介します!→ZATTAPO(ザッタポ)