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【将来性が不安な職種】グラフィックデザイナーには転職しない方が良い理由

グラフィックデザイナーは転職しない方が良い
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こんにちは!元グラフィックデザイナーのずぼらなオッターです。今回のテーマは将来性が不安、就職・転職しないほうがいいグラフィックデザイナーについての記事です。

元グラフィックデザイナーの私が断言は「グラフィックデザイナーには今後ならないほうが良い」と断言できます。なぜそう思うのか?どういう理由なのかについてまとめました。

現在現役でグラフィックデザイナーの方、これからグラフィックデザイナーへの道を目指す方に経験を元に詳しくまとめました。

にゃん助

グラフィックデザイナーってたしかに最近あんまり聞かなくなった職種かもしれないね。

ずぼらなオッター

そうだね、圧倒的に求人数も減っているからグラフィックデザイナー自体もかなり減ってきている印象があるね。

今回の記事が役立つ人
  • 今グラフィックデザイナーとして働いている人
  • グラフィックデザインの専門学校に行こうと思っている人
  • グラフィックデザイナーになりたい人
  • グラフィックデザイナーの将来性が不安な人
  • WEBデザイナーも気になっているグラフィックデザイナー
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グラフィックデザイナーは縮小している市場

12年前に私はグラフィックデザイナーとして専門学校を卒業後に就職しました。その当時は今よりはグラフィックデザイナーの求人もまだありましたが、インターネットが急速に普及するにつれて凄い勢いで世の中がWeb、IT化が進みました。

それに加えて、エコやサスティナブル、SDGsなども世の中で関心が深まるにつれてペーパーレスが当たり前になって、チラシや会社案内なのどデザイン案件もかなり減っていきました。現在では会社案内はPDFやスライドショーのみで管理している会社が多く修正が難しくて在庫を持たないといけない紙はどんどん削減されています。

以上の通り、グラフィックデザイナーの需要は目に見えて縮小している市場で、就職は難しい上に待遇が悪いことも多く年収が低いことも特徴です。その割には残業時間が長く下請け仕事になりがちなので社畜デザイナーになってしまうこともかなり多い職種です。

元グラフィックデザイナーの私から見ても、縮小していく市場にこれから向かっていくのはおすすめできません。

おすすめしない理由① 働く環境が悪いことが多い

元グラフィックデザイナーの私も経験しましたが、グラフィックデザイナーの頃は残業時間は月40時間でも少ないと感じるほど麻痺していました。グラフィックデザイナーの多くは80時間以上の残業して、休日出勤するようなデザイナーも少なくありません。

なぜならグラフィックデザイナーという仕事は営業職や世間一般の人から見るとわりと軽視されがちな仕事で、簡単にグラフィックデザインソフトを使ってやってるんだろうと思われてしまうからです。

そのため、就業間近に週明けまでのデザイン案件の相談があったり、修正変更を帰ろうと思ったときにぶん投げられることなんて日常茶飯事です。

テレビや書籍、雑誌で活躍するグラフィックデザイナーやアートディレクターは本当に少数なので、ほとんどはDTPオペレーターのような仕事をしていることも事実です。

働く環境も悪く先輩が残ってるし…と帰りにくい職場も多いし、ライフワークバランスは崩れている環境が本当に多いです。しかも、紙系のデザイン案件の単価は下がりつつあるため、給料は毎年全然上がらない。という社畜デザイナーのループにハマってしまうのです。

おすすめしない理由② 将来性が低く30代以降に辛くなる

グラフィックデザイナーの求人は年々、日に日に縮小していき、どんどん減っています。世の中の会社では、会社案内やパンフレットはどんどんペーパーレス化しています。昔とは違って、インターネット環境がよくなったためいつでもどこでもアクセスして、すぐに修正してすぐに開くことができるようになったためです。

また、日本では最近飲食店、レストランや居酒屋でもメニューがデジタル化されていて注文もiPadなどのデジタル端末を使う機会が増えたと思いませんか?それによりどんどん紙のデザイン案件が減っています。

案件が減っていくとどんどんデザイン事務所や印刷会社の利益が減っていくので、少ないデザイン案件を競争することになります。そのため価格競争になってしまいがちなのでさらに少ないグラフィックデザイン案件がどんどん安くなってしまうのです。

その結果、グラフィックデザイナーの年収は横ばいや平均年収は下がっていくでしょう。実際に12年前に私がグラフィックデザイナーだった頃は毎年年収が12万円アップが限界という感じでした。

350万円〜400万円前後が平均年収ではないでしょうか。新卒のグラフィックデザイナーならもっと低く200万円台のデザイナーも少なくありません。

おすすめしない理由③ ペーパーレス化でさらに仕事が減る

ペーパーレス化の波はデザイン業界では特に急速に進んでいます。電車の広告はデジタルサイネージがメインになってきましたし、新聞広告、折込チラシ、ポスティングチラシよりもWebの広告がメインになってきました。

チラシやポスティングなどはターゲットがざっくりしか決めて広告できないですが、Webの場合はGoogleやYahoo、FacebookやLINEに出稿することでターゲティング広告をうつことができるためより確度の高いユーザーに広告を見てもらうことができます。

そのため、これから先さらに広告はデジタル化が進むでしょう。むしろ、紙の広告はほぼなくなるんじゃないかと私は予想しています。雑誌や新聞、チラシなどは近い将来なくなるでしょう。

そのため今のうちに将来を予測して行動しておくことをおすすめします。グラフィックデザイナーには高いグラフィックデザインスキルがあるのでその能力を生かしてWebデザイナーに転職、ジョブチェンジは比較的簡単です。

公益社団法人全国出版協会の「日本の出版販売額」(※5)によると、書籍、月刊誌、週刊誌のこれら全ての推定販売金額は1996年をピークに下落が続いており、印刷物の需要の低下がうかがえます。このため紙媒体を扱うグラフィックデザイナーの将来性は安泰とは言い切れません。そのためグラフィックデザイナーの中には、Webデザインのスキルを身につけて、Webデザイナーの仕事との兼務を始める人もいるようです。

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おすすめしない理由④ 将来性が低い、需要が減り続けている

私は専門学校を卒業後、かっこいい仕事をしたくてグラフィックデザイナーに就職しました。その当時はまだ2008年頃だったのでまだグラフィックデザインの需要も高くて、Webデザイナーの需要はこれから上がっていくという段階でした。

しかし2010年になる頃にはインターネット環境が急速によくなり、スマートフォンも普及しWeb広告があっという間に広がっていきました。デジタル化、IT化が進むとグラフィックデザインの紙の案件がみるみる減っていくのを感じました。

今思えば2000年代がグラフィックデザイナーの需要の最後のピークだったのでしょう。その後2010年代に入ると3Gから4GになりIT化は加速しました。5Gに入ってからはさらに急速に6Gももう開発が進んでいて、今はITのスピードは信じられない速度で進化しています。

そのため時代が進むのに比例して、どんどんグラフィックデザイナーの需要は減り続けています。なので将来性も低くかなり厳しい業界といえるでしょう。

グラフィックデザイナーになって後悔したこと

夢を見てグラフィックデザイナーになったのに実際には薄給で残業だらけの日々。周りのグラフィックデザイナーではない友人がどんどん給料も上がって生活が豊かになっていくのを見て毎日悔しく過ごしていたことを今でも覚えています。

なのに、毎日案件をたくさんこなさないと売上が立たないので残業の日々。私は「給料がもっとほしい」「同期のみんなみたいに海外旅行をして余裕ある暮らしがしたい」そう強く思いながら、グラフィックデザイナーになったことを強く後悔しました。

そんな私が特に後悔したことを7つにまとめてみました。

グラフィックデザイナーになって後悔したことまとめ
  1. グラフィックデザイナーは求人が少ない
  2. 求人が少ないから転職先が少ない
  3. そのためきつい環境でも続けないといけない
  4. 仕事の単価がどんどん安くなっていく
  5. 数をこなさないとやっていけない
  6. クリエイティブな仕事なんて出来ない、量産するだけ
  7. 立場が低く軽視されがちなグラフィックデザイナー
  8. 夢に見てたかっこいいグラフィックデザインの仕事はほぼない

では、グラフィックデザイナーはこれからどうするのがおすすめか?

グラフィックデザイナーとして生きるのは30歳までが限界だと経験上言えます。年収や待遇、ライフワークバランスという点においてもグラフィックデザイナーはおすすめできません。

では、現役のグラフィックデザイナーはもう将来性がないけどこのまま頑張っていくしかないのか?というとそうではありません。グラフィックデザイナーはデザインスキルが高いという特徴があります。

そのためWebデザイナーに簡単になることができます。なぜならIllustratorやPhotoshopでもWebデザインはできるので慣れたソフトでそのままWebデザイナーに転身できます。

コーディングなどのHTMLやCSSの知識も独学でも充分勉強してプロになれるのでグラフィックデザイナーの方は独学でWebデザイナーになることをおすすめしています。Webデザインもグラフィックデザインもできるっていう強い存在になれるためむしろグラフィックデザイナーはそういう点では逆に将来性はまだまだあるでしょう。

今後必要とされる需要が高まるマルチデザイナーとは
  • WEBデザインができて、グラフィックデザインもできるデザイナー
  • さらにUIやUXなどの領域にもチャレンジして、そうしたスキルを持ったデザイナー
  • マーケティングに強いデザイナー
  • コーディングスキルも持ったデザイナー
  • 制作会社よりも事業会社所属のデザイナー
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まとめ

今回は私の経験を元にグラフィックデザイナーの頃の辛い経験や、Webデザイナーに転身していったほうがいいという理由などをまとめました。

グラフィックデザイナーになってしまったから残念!もう将来性はありません!という話ではなくグラフィックデザイナーのスキルを生かしてWebデザイナーなどの将来性が高い職業に転職することをおすすめします。

グラフィックデザイナーの多くは社畜デザイナーとなっているのでこれからも需要が高いWebデザイナーの道に進むことによって社畜デザイナーが減っていけば私は嬉しいです。ご意見やコメントなどあればコメント欄に書き込んでもらえるととても嬉しいです!

今回の記事のまとめ
  • エコ、IT化、SDGsの影響でさらにペーパーレスが進む
  • グラフィックデザインの仕事は確実に縮小する
  • グラフィックデザインの仕事はなくならないが、将来性はかなり苦しい
  • マルチなデザイナーが今後は主流になる
  • WEBデザインは学校に通わなくてもできる
  • コーディングもWEBで無料で学んでしまおう
  • 2年以内にグラフィックデザイナーから別のデザイナーになろう

IllustratorやPhotoshopを使っている方ならCreative Cloudを契約している人は多いかと思います。インターフェースも使いやすいXDもパッケージの中に入っているのでぜひ独学で触ってみることをおすすめします。

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